【講演実績】子どもたちの飛躍的な成長:アスポート活動事例

NPO・こども食堂向け, 実績詳細, 活動事例, 講演会・研修会講師

はじめに

平成25年度「生活保護担当ケースワーカー全国研修会」(厚生労働省 社会・援護局保護課主催)にて、講師を務めさせていただきました。その際の講演内容について、記録として掲載いたします。

 

子どもたちの飛躍的な成長

平成22年度に始まり、中学校を卒業した第1期生は、今年で高校三年生になりました。この第1期生の活躍ぶりは本当に素晴らしいです。特に、不登校経験があった子どもたちは、アスポートをきっかけに飛躍的に成長しています。

家から一歩も出られなかった子が、進学してからたくさん友だちができたり、支援員に対してため口ばかりだった子がアルバイトを始めることで急に適切な敬語で話し出したりというような変化があちこちに見られます。高校入試前日に足し算と引き算の勉強をしていて、「この子は本当に進学できるのだろうか」とヒヤヒヤしていた子どもも、今となっては生徒会と部活動のリーダーをかけもっていると聞き、本当に驚きました。

特に印象深いのは、教室のなかで這いつくばって動き回っていたADHDの男子の成長ぶりです。そんな彼は、今は高校のリーダー的存在として活躍しています。毎朝7時に登校し、後輩の面倒を見ています。彼の高校生活はとても充実しているようです。「いま困っていることはないの?」と聞くと、「毎朝、学校の先生が僕に愚痴を言うんです。なんて答えてあげたらいいかわからない」って(笑)。彼は中学時代はいじめられていましたが、今は高校の先生の相談役になるほど頼られる存在になったのです。今後の進路は、福祉系の大学をめざしているようです。

学習教室の会場が、特別養護老人ホームであると言うことは子どもたちが今後の人生を考えるうえでも、とても意義のあることなのだろうと思います。「施設の方がたに恩返しをしたい」、「学んでいた施設で、実際に介護士として働きたい」と夢や希望を抱く子どもたちの声が少しずつ届いています。

支えられる側から支える側へと子どもたちが成長していく姿を見ることが、私たちの大きな喜びとなっています。

今後の展望と課題

これまで継続してきた2つの柱である「家庭訪問」と「学習教室」は継続して行って行かなければなりません。これに合わせて、「高校中退防止」と「就労意欲を高める支援」が今後重要になってくると思います。

今年度からは、高校生学習教室は10日間の就労体験、中学生の就労体験合宿など新たな取り組みが始まりました。また、アスポートには就労支援担当もありますので、教育支援担当と就労支援担当が連携しながら、仕事を紹介したり、履歴書の書き方を教えたり、面接の練習をするなどの取り組みが行われていく予定です。支援員一同、チームワークを大切にし、力を合わせながら大きな課題に挑んでいます。

最後になりますが、私にとってアスポートとは、夢や目標を叶えるきっかけを与えてくれる場所だと思っています。それは、子どもだけでなく、私たち大人も同じでしょう。子どもたちは本当にたくさんの可能性を秘めています。ちょっとしたきっかけや、大人がポンと背中を押してあげれば、ぐんぐん成長する力を持っています。子どもたちの力を引き出すための多くの大人たちの支えや熱い想いを子どもたちが感じてくれて、だからこそ「あきらめずにがんばろう」と、前向きになってくれるのだろうと思います。そんな子どもたちのがんばりに励まされているのは、私たち大人のほうなのです。

このような教育支援の活動が、より一層全国に広がっていくことを心から願っております。ありがとうございました。

中小零細企業・スタートアップ企業の広報代行は、モッシュにお任せ下さい。
お問い合わせ

関連記事一覧